自由塾
東京都大田区

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ドリル主体型 ゲーミフィケーション型
小学校 中学校
タブレット端末 パソコン
実施主体特定非営利活動法人ユースコミュニティ
協力団体株式会社すららネット、株式会社日本コスモトピア

取組の概要

対象者 大田区内の公立小学校5年生から中学3年生 計46人
活動期間 平成24年5月
実施場所 カフェや協力事業者の施設内会議室等 区内に4教室
実施頻度 週2回~月2回(教室により異なる)
支援員 ユースコミュニティスタッフ及び地域ボランティア(登録数約70人)
1会場あたり数人配置(参加する児童生徒の人数によって調整)
使用教材・教科 [教材]
「すらら」 (すららネット)
「学習クラブ」 (日本コスモトピア)
[教科]
国語、数学、英語
ICT機器の調達 ノートPC 40台、プリンター 3台
大田区の助成金(地域力応援基金助成事業)で整備
参加者費用負担 月額1,880円(ただし後日補助金申請を行い返金するため実質無料)
事業費 約412万円(うち大田区の学習環境整備支援費から306万円)
問い合わせ先 〈ユースコミュニティ〉03-6312-9360 youthcommunityota@gmail.com
〈すららネット〉マーケティンググループ 03-5283-5158 gakkou@surala.jp

取組の経緯と学習支援のねらい(課題を含めて)

・当初は持込の宿題やドリルによる自学自習を見守る形だった。効果的な学習支援を行うためには、生徒毎に学習のレベルや意欲などを把握して適切な教材を選定し、学習中にどこでつまずくか等も観察・把握してフォローする必要がある。しかしボランティアス
タッフだけではその見極めに限界があり、十分な対応ができていなかった。
・解決策を模索している頃にNPO法人アスイクとつながり、相談している中で「すらら」を勧められたのがICT導入のきっかけ。

実施体制の構築方法(地域との連携や人材の集め方など)

・全体の運営はユースコミュニティスタッフが行い、各会場ともボランティアスタッフを複数人配置している。
・ 地域の課題を地域の力で解決することが必要と考えており、ボランティアスタッフは地域住民を中心に集めている。大田区社会福祉協議会他、複数のウェブサイトで募集をしている。

学習支援活動の内容

・初回はスタッフが保護者と面談し、学校の成績等も確認して学習状況を把握する。「すらら」の診断テストによるレベル判定も行っている。
 ・基本はデジタル教材、プリント教材を使った自学自習。各会場にボランティアスタッフを複数人配置し、必要に応じてサポートを行う。
・「すらら」は自宅でも利用できるため、自宅での視聴を勧めている。パソコンやタブレットがない場合は無料で貸出を行っている。

学習支援の効果(ICTの活用による効果も含めて)

・ICT導入により、デジタル教材の管理画面で、児童生徒がどの程度教材を使っているか、力がついているかを細かく把握することができるようになった。ドリル問題の正答率だけでなく、回答にかかった時間等も確認できるので、教室での指導に活かすことができる。
・児童生徒も積極的に取り組んでおり、学習意欲や持続力を高めるのに役立っている。学力診断テストの結果がグラフで可視化されることも意欲向上につながっている。

運営する際のポイント

・完全に無料にすると児童生徒が徐々に来なくなる場合がある。実質的に無料であっても、一度費用負担させることで保護者も児童生徒も意識が高まり、継続して通うようになる。
・地域の状況を把握した上で、地域の力で適切な支援を行うことが必要と考えている。ICTを活用しつつ、ボランティアスタッフがサポートすることで、児童生徒の学習意欲や自尊心を高める。勉強以外に、児童生徒同士やボランティアスタッフが語り合う時間も大切にしている。

今後の展開(継続・発展させていくために)

・平成28年度は生活困窮者支援法に基づく大田区の学習支援事業を受託した。個人情報保護やコストの問題からICTは活用しないが、現在の活動と並行して取り組むことで、相乗効果があると思っている。

その他

・主に経済的な理由等で塾に通えない家庭の児童生徒を対象としているが、児童生徒の心情に配慮し、公民館等ではなく民間のカフェ等を会場としている。
・学習履歴の利用については、初回面談時に保護者に説明し、口頭で同意を得ている。

参考資料等

〈ユースコミュニティ〉http://youthcommunity.jimdo.com/
〈すらら〉http://surala.jp/

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